アジアで関心高まる繊維to繊維 でもコストは誰が負担? アジア化繊産業会議で議論活発に

2026/05/19 08:00 更新有料会員限定NEW!


各国代表によるディスカッションでも繊維to繊維リサイクル実現の課題を話した(第15回アジア化繊産業会議)

 世界の化繊生産の9割を占めるアジアで、繊維廃棄物を再び新品の繊維原料に戻す繊維to繊維リサイクルへの関心が高まっている。ポリエステルなど合繊を化学的に分解するケミカルリサイクルが中国など一部で量産稼働しているものの、本格的な導入はこれから。回収・選別システムの確立や、リサイクルコストを誰が負担するかなど課題が山積するが、アジアの化繊業界が連携して実現しようと機運が高まっている。

(中村恵生)

規模小さい国も

 5月14、15日にマレーシアのペナンで開かれた第15回アジア化繊産業会議には9カ国・地域の代表が参加、各国が抱える課題や問題意識を共有し、活発な討議を行った。これまでと様相が大きく異なったのが、各国の報告者が軒並み繊維to繊維(海外ではテキスタイルtoテキスタイル=T2T)リサイクルの重要性について言及したことだ。

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