タビオ、オムニチャネル加速 25年までに完成へ

2020/05/25 14:59 更新有料会員限定


越智勝寛社長

 国産の高品質靴下を直営店中心に売ってきたタビオ。過去10年の業績は売上高、営業利益はおおむね横ばい、店舗数も250~300店で大きく変わっていない。低価格品が主流となるなかでも、安定した業績と言える。ただ、20年2月期は消費増税、暖冬、新型肺炎の〝トリプルパンチ〟に見舞われた。同社が改めて掲げたのが25年の完成を目指したオムニチャネルの加速だ。

(山田太志)

 変化への対応が遅かったわけではない。ipadレジ、「タビオアプリ」、店頭で全商品が検索可能な「タビオサーチ」などの導入、店頭でのEC商品の受け渡しサービス、米国での自社ECサイト開設などだ。ただ、20年2月期のEC比率はまだ6%。新型肺炎後の実店舗の状況を考えれば、「全社挙げてオムニチャネル戦略をもっと強化すべきだった」と越智勝寛社長は言う。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事