タエ・アシダ(芦田多恵)は、35周年となる27年春夏コレクションをランウェーショーで発表した。ショーの音楽は、4年ぶりに音楽家の小室哲哉さんが担当。疾走感のあるライブ演奏の中で、今の時代の空気を捉えた力強く爽やかなエレガンスを見せた。
冒頭に登場したのは、光沢のあるTブラウスにスカーフプリントのミニスカートやゴールドのフレアスカートの組み合わせ。タエ・アシダの品格と快適な着心地を兼ね備えた魅力をぎゅっと凝縮したようなスタイルだ。ラメニットのプリーツドレス、カットワークレースのスカートなど、ヘルシーな透け感と繊細な光沢感をたたえたようなアイテムが揃う。
新しいのは海のエッセンス。セットアップにシェルや錨(いかり)のプリントを重ねたり、開襟シャツにボタニカル柄をヘナタトゥーのようにプリントしたり。都会的でありながら潮風の香りが漂う。
後半のイブニングドレスも、今回はやや控えめな華やかさ。きらめく水面のような輝きや、オパール加工で部分的に透かした大判リボン柄など、透明感があって晴れやかなイメージ。35周年を軽やかに越えていく、生き生きとしたムードを感じさせた。
(松本寧音)
