イタリアの紳士服「タリアトーレ」はディストリビューター(現ジャパン社)とともに日本市場に合うように商品を改良・進化させ年間2%ずつ成長してきた。ピノ・レラリオ社長がデザインから型紙設計、縫製まで手掛け、迅速な対応が可能なのが強みだ。
――商品政策の基本は。
商品の改良では、10年前と同じモデルでも生地やディテール、フィッティングなどを時代とともに修正・進化させることで、鮮度が高まります。長年の取り組みからフィット感はもちろん、気候変動にも細心の注意を払っています。26年秋冬物は、今までと違って素材視点で考えています。秋でも暑い日本の気候を意識してドライタッチの生地を使ったり、新しいスーツの提案としてシャツタイプの新モデルを出したりします。
長くビジネスを続けたいので、イメージ優先のSNSマーケティングには頼りません。商品はもちろん、納期や価格など基本的な価値の提供を大事にしています。
――海外事業の状況は。
当ブランドは伊本国をはじめ、独、仏、ノルウェーなど欧州や日本が中心です。数年前から新たに米国やトルコも拡大しています。その中でも全体の10%を占める日本は大切な市場です。昨年秋にジャパン社も立ち上がり、さらなる連携を強めていきたいと思っています。