テキスタイル製造卸の22年の業績は、おおむね増収で推移した。国内アパレルメーカー向けの回復が主な要因だが、足元は回復ペースが鈍化しつつある。さらなる成長に向け、新興ブランドや海外の開拓、サプライチェーンの整備、デジタル化に引き続き力を入れている。
(三冨裕騎)
世界で成長できる
20年、21年と落ち込みが続いていた国内アパレル向けだが、22年にようやく本格的に回復してきた。ただ、「サステイナブル(持続可能な)の影響で、アパレルがかなりシビアに作り過ぎを防ぐようになってきた。売り切って終わり。なかなか追加発注が来ない」といった声もあり、市場全体で以前のような規模には戻らないと見る向きは強い。
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