大阪に全長800メートルのプール(古川富雄)

2013/10/11 11:11 更新


グリコの巨大看板でおなじみの大阪・道頓堀。ここを流れる道頓堀川に長さ800メートルという壮大なプールを作るという計画が進んでいます。順調に行けば15年夏に開業します。

 


このプールというのは、道頓堀川に巨大な布の箱を沈め、ここに水道水を入れるというものです。飛び込み場、砂浜、デッキ、子供用遊び場などを設置し、さまざまな人が遊べる仕掛けが考えられています。

ちなみに、幅は約10メートル、深さは120センチ、定員は5000人。料金は最初の一時間2000円、以降一時間ごとに1000円なんだそう。

プールにするのは夏季だけなので、それ以外はリバーサイドでイベントを連発して楽しめるようにするようです。年間の入場者は100万人を見込みます。大阪らしく、公費に頼らず、民間の資金で開発、運営をと地元の人たちは元気いっぱい。

 


 

道頓堀川というと、阪神タイガースのファンが飛び込むところというイメージがあります。

最近は鮎が戻ってきたとはいえ、ヘドロだらけの汚れた川という感じも残っています。ここを「すごい、きれい、きもちいい」のキーワードで開発し、世界から観光客を呼ぼうという遠大な計画でもあります。

総合プロデューサーの堺屋太一氏は「東京オリンピックより、経済効果がある」と話します。東京オリンピックに向け、話題が東京に集中する中、大阪らしいアピールといえるかもしれません。



古川富雄 大阪支社編集部長が、関西のファッションビジネス情報の周辺、裏を紹介



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