メンズとユニセックスデザイナーが参加する「トーキョー・ファッション・アワード」の展示会「ショールーム・トーキョー・イン・パリ」が、今回も開かれた。アジアからのバイヤーがだいぶ戻ったこともあり盛況だった。
第8回目の受賞者である「イレニサ」「コッキ」「タナカ」そして「テンダーパーソン」に、前回の受賞者から「ダイリク」「キディル」「ヨーク」の3ブランドが加わった。
実力派パターンカッターによるイレニサはカッティングの美しさだけでなく、息を飲むようなディテールもある。顔出ししていないデザイナーグループ、コッキのキルティングにはホーミーな温かさを感じた。
ニューヨークと日本をベースに活動するタナカは大物ストリートアーティストとの協業。テンダーパーソンはプリントやハンドペイントで往年のホラー映画をよみがえらせた。
(ライター・益井祐)