東京ブランドの20~21年秋冬向けは、肩と袖のボリューム変化がトレンドになった。パフスリーブとは異なる大きな膨らみ、レッグオブマトンスリーブが目立っている。トップはフェミニンでも男性的な強さが主張され、下にスラックスやフェイクレザーのスカートを合わせるスタイルが多い。
(須田渉美)
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歴史的衣装を再解釈
変化の一つは、アームホールを肩から落として、そこから立体的に作る袖のシルエットだ。歴史的な衣装を再解釈したものもある。「ヨウヘイオオノ」(大野陽平)は、中世ヨーロッパで着用されていた衣装のボディスのシルエットを反映してジャケットを作った。レーヨンベロアのキルティングでふっくらしたフォルムを出し、ノーカラーですっきりとまとめる。構築的に見えて、包み込まれるような優しさがある。袖口はひもでボリューム調整できる。

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