兵庫県鞄工業組合「豊岡鞄」 国産需要増で開発活発
兵庫県鞄工業組合(兵庫県豊岡市)の地域ブランド「豊岡鞄」は、国産バッグの需要増加を背景に、カジュアル感やトレンドを意識した新作開発が活発だ。商業施設の期間限定フェアで発信するとともに、メーカー各社による百貨店の独自販路の開拓やOEM(相手先ブランドによる生産)の受注につなげる。
各社の新作は、布帛をメーンにしたバッグが拡大した。
木和田正昭商店は、ナイロンに牛革付属の「つつむ」シリーズにワンショルダー、ショルダートート、リュック、エッグ型デイパックを加えた。ベージュ、グレー、カーキの3配色。1万4000~2万円。キコニアボイキアナは、コットン帆布のPCケース(8000円)とショルダー兼用クラッチバッグ(1万4000円)を投入。
インディゴと迷彩柄の2色がある。ナオト商店は「直帆布」で、10号帆布と牛革付属のフラップ付きツーウエーショルダーバッグ、トートバッグ2型を追加した。ブラックとブラックカーキの2配色。9800~1万8800円。タイムバックスはカルドシリーズで、アクリル・コットン・ポリエステルのミックス感のあるツイード生地と牛革付属のリュック(2万4000円)を出した。