豊島、働く人向け商材を強化 軽いチェーンや電流による冷却ウェア

2026/04/10 06:25 更新NEW!


電流を流すことで冷却できるペルチェ素子をウェアの首部分などに設置する

 豊島は、特徴ある産業資材や熱中症対策商材の販売に力を入れている。もう一段の成長を目指し非繊維分野にビジネスを広げる中、働く人の労働環境負荷を低減する商材に着目した。

 一つは超高分子量ポリエチレン繊維「ダイニーマ」を使ったチェーン。金属の10分の1の軽さで高強度のため、作業者は扱いやすく運びやすい。けがをするなどの危険性も低減できるとする。

 同素材は国内外のアウトドアブランドなどにアパレル向けとして採用されているが、産業資材としても目を向けた。国内労働者の高齢化で安全性のニーズが高まっている動きに商機を見出す。ダイニーマ製のチェーンがまだ普及していない国内で鉄製の置き換えとして拡販を目指す。

 現在、約10社とPOC(概念実証)を行っており、今後は安全性の確認やルールの整備を進めていく。異業種交流展示会「メッセナゴヤ」などの出展で認知拡大も目指す。

 世界的な温暖化を受け、ファン付きウェアだけでなく、ペルチェ素子ウェアも訴求している。ファン付きウェアは高気温下では熱風が循環してしまうが、ペルチェ素子は電流を流すことで冷却できる。首の後ろや脇部分を冷やせるとして暑い環境下で働く製造・物流・倉庫業の人たちから注目を集めているという。今後はアイテムの幅を広げるほか、海外販売も目指す。



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