ユナイテッドアローズは、今期(21年3月期)からスタートした3カ年の中期経営計画を見直す。最終年度目標の営業利益90~100億円、ROE(自己資本利益率)12~14%などの定量目標の変更は現時点ではしないが、コロナ禍によって経営環境が大きく変わったことを受け、年度ごとに取り組むべき課題を設定し、最終年度までに「現状のリアル中心のビジネスモデルをOMO(オンラインとオフラインの融合)を前提としたものに転換する」(竹田光広社長)。
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コロナ禍で店舗休業が相次ぎ、4、5月の実店舗の稼働率は3割程度にとどまり、単体の売上高の4割近くを占める首都圏での商売が大きな打撃を受けた。ECは大きく伸長したが、春夏物の在庫消化を急いだため、第1四半期連結(3~5月)は4割減収、赤字となった。
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