アーバンリサーチは5月20日、一般社団法人ミライバトン研究所(大阪市、萩原直樹代表理事)が国内の廃棄衣料問題の解決を目指して立ち上げるプロジェクト「古着バトン」の加盟メンバーとして、古着の回収・販売の取り組みを開始する。古着バトンの「回収キット」を、アーバンリサーチオンラインストアや一部店舗で販売する一方、古着バトンで回収された古着も一部店舗で販売する。
(小畔能貴)
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ミライバトン研究所は、アーバンリサーチでSDGs(持続可能な開発目標)を推進する執行役員の萩原氏が、社内の賛同も得ながら22年2月に設立。「子供たちの未来により良い社会と地球環境を残すこと」を存在意義とし、ファッション産業の問題点の解決策の一つとして古着バトンを推進することにした。
古着バトン指定の回収キット(税込み2310円)を使って、家庭で不用になった衣類を回収する。利用者は同キットを購入し、着払いで郵送する。回収した古着は、同研究所の趣旨に賛同して参加または賛助する会員企業と協力し、再販売または寄付する。再販売できないものはリサイクルに回す。