セール、プロパーともに伸び悩んだ。プレタ系やインポートはセールが一部継続したが、NBや平場はほぼ春物に切り替わった。売り上げを伸ばしたのはジャケットやブラウスで、普段使いができてオケージョン需要にも対応したデザイン、ディテールが良かった。コートはショート丈のトレンチが中心だった。3月は春物が本格化し、初夏まで長く着られる素材感、アイテムを増やす。様々な行事などハレの日に向けたオケージョン需要を取り込む。(価格は税込み)
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高島屋日本橋店4階
一枚で映えるデザイン
売り上げは前年並みだった。ジャケットは8%増で、マニッシュからフェミニンまで幅広いテイストで売れた。ブラウスは15%増で、フリルやボウタイ付きなど一枚で映えるデザインが良かった。スプリングコートはショート丈で、イエロー、グリーン、ピンクなど華やかな色が中心だが、「試着がほとんどで、本格的な購買まで至っていない」という。3月はバリエーションが広がったツイードジャケットとショート丈のトレンチコートが軸になる。中旬にはピンクで統一したブランド横断のフェアを実施する。
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