【ミラノ=高橋恵通信員】プラダグループと「ヴェルサーチェ」は、ピーター・ミュリエ氏をチーフ・クリエイティブオフィサーに任命した。同氏は、「アライア」の現クリエイティブディレクター。就任は7月1日付となる予定で、ヴェルサーチェのロレンツォ・ベルテッリエグゼクティブチェアマンのもと、クリエイションを統括する。ドナテッラ・ヴェルサーチェの後任となったダリオ・ヴィターレ氏が昨年12月にわずか1シーズンで退任し、同職は空席となっていた。
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同氏は、ベルギー出身。ブリュッセルでデザインと建築を学んだ。ラフ・シモンズに抜擢(ばってき)され「ジル・サンダー」でアクセサリー、シューズ、バッグ部門の責任者を務めたのち、「クリスチャン・ディオール」のデザインディレクターに就任。その後、「カルバン・クライン」のグローバル・クリエイティブディレクターを経て、アライアのクリエイティブディレクターを務めている。3月にパリで発表する26~27年秋冬コレクションを最後に退任すると発表されていた。
ロレンツォ・ベルテッリ氏は、「ヴェルサーチェ買収を検討する中で、我々はピーター・ミュリエがこのブランドにふさわしい人物であると判断した。彼はヴェルサーチェの持つポテンシャルを最大限に引き出すと信じている」とする。
プラダグループは、昨年12月にヴェルサーチェの買収を完了しており、それと前後して、ダリオ・ヴィターレ氏が辞任している。
