《視点》1年先に思いをはせる

2018/12/25 06:23 更新


 望みは即かなえたいものだが、やはり準備がとても大切、とこの年の瀬で改めて痛感している。特に、今を追っかけていては、真の理想は得られない。

 人にたくさんお会いして、計画通り進捗(しんちょく)している話、思わしくないことなど多様な状況を聞くが、良好な話はたいてい1年前にしっかり「地ならし」がなされている。畑を耕して作物を得るがごとく、理念・人・推進する組織を確立し、進捗計画を確実に守りつつ、突然の誤算に柔軟に臨む――こういった業務の流れは、1年先と今を行き来する思考が大切になる。

 特にアパレル販売は、1年前から最低でも2~3カ月前の仕込みが大切。モノが売れない、人が足りないと嘆いたりしているけれど、もっと以前に対策と判断ができていれば、今の姿は違うはずだろう。

 自身も年を重ねるとともに、日々の記事作成に追われる状態になっているが、「思う結果に着地しているか」が重要なのであって、没頭していることに満足してはいけない。

 さて19年は間近だが、その先の20年にどうなっていたいかを考えていこう。

(疋)



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