「シーイン」が日本初の期間限定店イベントを開くというので取材に行った。どんな世代が、何を買うのかなどを直接見ることができるのを楽しみにしていたが当日の物販は無し。あるのはスタイリング6体とフォトブース、SNS投稿と引き換えに回せるカプセル玩具販売機。知り合いにイベントを伝えても、「販売が無いならどうしよう」と悩み、結局見送ったようだ。SNSでも物販が無くがっかりする声もあった。
それでも、当日行ってみるとオープン前に長蛇の列。記者が見ただけでもざっと数十人が並ぶ。ブランドのポテンシャルの高さが見て取れた。
興味深かったのは家族連れの存在。友人だろうとみられる女性同士の組み合わせが多かったが、中には夫婦と子供連れ、母娘らしきグループも複数いた。
シーインは若い女性に人気だが、日本ではまだまだ伸び代がある。物販なら待つだけになった可能性がある男性や子供も、写真やカプセル玩具なら楽しむことができる。マネキンで商品のデザインや品質も確かめられる。これをきっかけに興味を持ち、ひいては将来の顧客につながる。今回は逆に物販が無くて正解だったのだろう。
(森)