《視点》新鮮に感じた空間活用

2026/03/26 06:23 更新NEW!


 先日、大丸心斎橋店に立ち寄ると1階のイベントスペースに人が集まっていた。開業300周年を記念し、各階にあるエレベーター前の空間「ひとます」で、同店の歴史をたどる特別展示「ひとます博物館」が4月1日まで開かれており、そのうちの一つを見ている人たちだった。

 せっかくなので、展示を巡ってみることにした。3階では、クリスチャン・ディオールとの日本初の独占契約から始まった「大丸オートクチュール」について、アーカイブ写真や生地見本とともに紹介していた。このほか「座売りの頃の店先」「宣伝と大丸マーク」など各階でテーマ別の展示が行われていた。

 各階に設置されたスタンプを押していくと、特別な絵柄が完成するというエンターテインメント要素をリーフレットに取り入れている影響もあるのか、展示を巡っている人も見かけた。

 四季折々の打ち出しや商品プロモーションなどで使われることが多い空間を、無料の博物館的な企画で活用することに新鮮さを感じた。イベントスペースの使い道として、たまには販促以外の企画があっても良いのかもしれない。

(祥)



この記事に関連する記事