《めてみみ》災害の多い島国

2026/04/30 06:24 更新NEW!


 新緑が美しい季節だが、とにかく4月は天災が多かった。茨城、長野、三陸沖とマグニチュード5以上の地震や津波が相次ぎ、岩手では山林火災も発生した。いずれ起こるであろう南海トラフ地震、最近クローズアップされてきた富士山の噴火など、懸念は尽きない。

 自然の様々な恵みと裏腹になるのだろうが、災害の多い国である。海外に行くと「日本は大丈夫か」と聞かれることも多い。現代に生きる私たちでさえ不安に駆られている。ましてや太古の昔、大陸や南洋から移り住んだ祖先たちは、天災が起こるたびに右往左往したことだろう。

 後に、近畿に王朝ができていく。古代人たちが安全を求めて各地をさまよった結果、比較的天災の少ないこうした場所に多く集まったのだろう。そのうちに権力を持つ者が現れ、都が形作られていったと想像する。

 直近の大きな問題はホルムズ海峡の危機。ことの次第によっては、大きな危機を日本にもたらす。原燃料の上昇のみならず、石油由来の様々な原料の高騰にどう立ち向かっていくか。繊維産業を支えてきた様々なメーカー、特に中小企業の苦悩は計り知れない。幾多の危機を力を合わせて乗り切ってきた日本人。今回のエネルギー危機は人災に近いが、皆で乗り切っていくしかあるまい。負担を応分に分け合い、助け合っていくことが何よりも大切だ。



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