コロナ下でEC利用が増え、バーチャル試着がファッション市場に広がり始めた。目指す位置づけや提供価値は様々だ。グラフィックの精度など技術面ではまだ進化の余地があり、使用する通信機器のスペックによっても制限がある。今は、試着をいかに消費者に使いやすい設計にするかがカギになる。
(小島稜子、中村維、金谷早紀子)
セーレンのアパレルオンデマンド生産サービス「ビスコテックス・メーク・ユア・ブランド」は、いち早くバーチャル試着を実用化し、コロナ禍前から継続している。
楽しさと配慮の両立
プリントや加工を施すデジタルプロダクションシステム「ビスコテックス」を活用し、バーチャル試着システムから最終製品の生産ラインまで全て内製化している。百貨店などに導入され、エグゼクティブキャリア層を中心に好評だ。
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