和歌山ニットプロジェクト 産地の魅力を直接届ける 国内外で期間限定店

2024/11/05 07:59 更新有料会員限定NEW!


10月には代官山蔦屋書店で東京初の期間店を開催した

 和歌山のニット工場と世界をつないで産地を盛り上げよう――「和歌山ニットプロジェクト」が国内外に活動を広げている。丸編みニッターを中心に10社が集結。共通の原料でアパレル製品を作り、国内外で開く期間限定店で販売して好評だ。ニッターが消費者に産地の面白さを伝え、雇用創出や地場産業の持続的な成長を目指す。

(関麻生衣)

【関連記事】苦境からの脱却目指す国内ニットメーカー 糸口は高付加価値

共通の原料で

 立ち上げは昨年。丸編みメーカーのエイガールズ(和歌山市、山下智広社長)が主導し、若手経営者や「何かに挑戦したい」企業で構成する。

 始まりは山下社長の「海外事業の経験を次世代に共有したい」との思いから。エイガールズは04年に国際素材見本市のプルミエール・ヴィジョン(PV)パリに初出展して以降、欧米を中心に海外でも商売をしてきた。産地を取り巻く状況は厳しいが、輸出拡大が解決の糸口の一つになると考えた。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定ピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事