気象情報会社のウェザーニューズ(千葉市)は、EC事業者向けに高精度な気象データセットの提供を開始した。気温や体感温度、花粉、紫外線などの情報を1キロメートルメッシュ単位で提供し、商品需要の予測精度向上や、仕入れ・プロモーション・配送計画の最適化などに役立てる。
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提供するデータには、天気・体感温度、花粉、紫外線、熱中症などの短期・中期予報のほか、18年以降の過去の天候や体感データも含まれる。API(ソフトウェア同士の連携)形式で提供し、ECサイトの商品販売計画や在庫調整、販促施策との連携が可能。
同社は独自の観測網とアプリユーザーからの細かな体感報告データを活用し、局所的な気象条件をより高精度に把握している。
今後は、アパレル、日用品、化粧品、飲料など気象の影響を受けやすい業種を中心に導入を進め、EC分野における気象データ活用の拡大を目指す。