18年秋からSCにも出店を始め、一般客向けに開発した低価格高機能ウェアの新業態「ワークマンプラス」で注目のワークマン。6月末の店舗数876のうちプラス業態は212で、主要顧客の建設や道路工事、ごみ収集などインフラを支える職人のために4、5月も一部で時短営業しつつ、大半の店舗は営業を継続した。他店が休業中なので、衣料品を買いに初めて来店した客も多かったという。一般客向けのPBで、今春夏の売れ筋10点を聞いた。(価格は税込み)
(河邑陽子)
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アウトドア系「フィールドコア」
キャンプ用の代表商品としてSNSで紹介されて人気なのが綿アノラックパーカ。キャンプ愛好家に売れていた溶接用の綿ヤッケに、胸元のファスナー、カーキやからし色を加えて改良。綿100%で火の粉に強く、煙のにおいが中の服に付かず、1900円で安くて可愛いと女性も支持。大きめを細身のパンツに合わせるのが人気で、年間販売数は20万点。
ボトムで一番売れているのがエアロストレッチクライミングパンツ。130%の伸縮率、180度開脚可能な動体裁断で、「はきやすい!」とこれもSNSで話題に。吸水速乾、紫外線90%カットなど高機能で、3シーズン着られて1900円。防虫加工の新商品も加わり、3月末から3カ月で50万点近くを販売。職人にも人気だ。
高撥水シェルジャケットは約220グラムと軽量で、耐久撥水(はっすい)機能を持ち汚れが落ちやすく、社内着用率1位。通勤時にリュック型ビジネスバッグと合わせて着る人が増加中で、年間約30万点を販売。1900円で男性用6色、女性用も5色あり、購入客の3分の1は女性だ。