丸編みで知られる和歌山市紀三井寺で、糸の展示会「和歌山ヤーン展」(和歌山ニット商工業協同組合主催)が初めて開かれた。ニッターと糸屋の新たな接点を作り、産地全体の活性化を図る。県内外から合繊メーカーなど13社が出展した。
(榎田果歩)
和歌山産地は天然素材が中心で、普段扱う素材が限られる傾向にある。北陸ヤーンフェアやTHE尾州のようなヤーン展はあるものの、和歌山からは泊まりがけで行く必要があり、現場のニッターにとって参加のハードルが高かった。「様々な糸を見る機会が少ないままでは、新しい物作りが生まれにくい。紀三井寺周辺のニッターが気軽に行けるような場所でヤーン展をやるべきだと考えた」と山下智広和歌山ニット商工業協同組合理事長。
産地特性に合わせ
会場では多彩な糸の提案が並んだ。
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