「ポーター・エクスチェンジ」が京都に出店 国内外での認知度向上へ

2025/11/19 06:27 更新NEW!


京都・清水寺の参道の二寧坂に出店

 かばんメーカーの吉田は10月、京都・清水寺の参道で観光地の二寧坂(二年坂)に国内3店目となる「ポーター・エクスチェンジ」を出店した。同社を代表する商品群「タンカー」と、同業態のみで扱う商品群「ピーエックス・タンカー」を販売する店で、国内外から多くの客が訪れる立地で認知度を高める狙いだ。

 同業態は、19年に渋谷パルコ、20年に心斎橋パルコに出店。3店目が初の路面店となった。竹や石、畳など上品で和の趣を感じさせる店装に仕上げ、街の景観に溶け込むように意識した。

 同立地周辺では19年に出店した別業態「ポーター・スタンド」を運営しており、外国人客比率は8割を占める。ECの海外売り上げ比率が高まっていることもあり、外国人客向けの訴求も意識しているが、「日本のお客様にもポーター・エクスチェンジをしっかりと認知していただきたい」(岩井陸マーケティング部チーフマネージャー)考えだ。

 同業態の平均売り場面積は約40~50平方メートル。平均単価は4万~5万円。4店目の出店は未定だが、商業施設や路面といった立地を問わず、新規出店の可能性を探る。



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