この感覚はなんだろうか。昨年9月、レディスコレクション以来の臨場感。もはやファッションウィークはスナップなしには語れない。フィジカルがなかった数カ月の間くすぶっていた〝ストリートスタイル(スナップ)〟のフォトグラファーたちが集結。そのほとんどがワクチン接種が進むヨーロッパからの参加だった。ちなみにアジアからメンズコレクションに来ていた業界人は、2人ぐらいだったかもしれない。
(ライター・益井祐)
パリでは世代交代
パリでは男女ともにおしゃれな若者は90年代からミレニアルへと移行していた。最近のことのように感じるが実はもう20年前。自分が過ごした時間の長さを感じてしまう。それはさておき、その中心にあるのがちょっとダサカワなデニムだ。当時のデニムルックと言えばブリトニー・スピアーズとジャスティン・ティンバーレイクやビクトリアとデビッド・ベッカムを思い出すが、そのノリのダサさだ。パンタロンからパッチワークやツイストジーンズ、加工デニムまで多種多様。同じノリをレザーアイテムにも感じる。❶
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!