コラム

《視点》社内プレゼンを通すため

2021/03/19

 先日、あるメンズセレクトショップのバイヤーを取材していた際、「同じカジュアルウェアを作り、売っているにもかかわらず、手頃な価格帯のオリジナルブランドが苦戦する一方、やや値は張るものの好調を維持するドメスティックブ...

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《めてみみ》生きやすい世の中

2021/03/18

 真っ赤な装丁が目を引く書籍『武器としての「資本論」』。混迷の時代を乗り切るための羅針盤を探したくなるからか、資本論を取り上げた本が売れているという。この本に刺激を受け、解き切れない疑問を抱いていたところに、著者の...



《視点》対話を重ねる

2021/03/18

 TSIの「パーリーゲイツ」が堅調だ。第3四半期(20年9~11月)は同社の上位10ブランドのうち、最も高い増収率(派生ブランド含め3.2%増)を示した。新型コロナウイルスの感染リスクの少ないレジャーとしてゴルフ自...



《めてみみ》上海の満開の桜

2021/03/17

 上海は最近、寒い日が多かったが、日曜から暖かくなり、桜がほぼ満開となった。この間、新型コロナウイルス感染者も市民から全く確認されておらず、穏やかそのもの。地下鉄や商業施設は別として、屋外ではマスクを着用せずに歩く...



《めてみみ》変化に応える事業

2021/03/16

 「百貨店はコロナ前から消費者の価値観の変化に対応しきれていなかった。既存の百貨店の見直しだけでなく、新たな事業領域の確立なしに生き残るのは難しい」と話すのは大丸松坂屋百貨店の澤田太郎社長だ。コロナ禍に直面した20...



《視点》服を買う動機

2021/03/16

 「見ているだけで、わくわくするんですよ。皆さん本当に楽しそうで」とあるニットメーカー。視線の先は、インスタグラム。インフルエンサーが同社で作ったオリジナルブランドを着て、ライブ配信していた。 心躍る理由は、その熱...



《めてみみ》五感の渇望

2021/03/12

 21~22年秋冬デザイナーコレクションは例年通り、パリまでの日程を終えた。コロナ禍でロックダウン(都市封鎖)中の都市もあり、前シーズンとは違ってほぼデジタル映像で発表された。ミラノではわずか1ブランドがフィジカル...



《視点》趣味や好みが重要

2021/03/12

 コロナ下でアパレル消費が不振とよく言われるが、必ずしもすべてがそうではなく、好調を維持している小売店や洋服ブランドもあるそうだ。尾州などの特徴ある国産生地を使ったテーラー仕立てのカジュアルウェアを特徴とするメンズ...



《めてみみ》地元愛に目覚めて10年

2021/03/11

 上京する前からずっと故郷を好きになれなかった。漠然と東京に憧れていた。地元愛に目覚めたのは10年ほど前だった。きっかけは東日本大震災での被災地取材。地震発生から2週間後の大きな余震が続いた仙台で地元の個店やプリン...



《視点》ストリートファッション

2021/03/11

 ストリートファッションの人気が定着して久しい。先日用事があり、若者の集う名古屋・大須商店街を歩いているとゆったりしたパーカやトレーナーを着こなした若者がショッピングを楽しんでいるのをよく見かけた。 ストリート系ブ...