栃木県那須町にサステイナビリティー(持続可能性)をテーマにした商業施設「グッドニュース」が今月オープンした。施設は木造の平屋で、環境に優しい材料を多く使用しているようだ。建物の周りは森で、遊歩道をそのまま進めば、森を散策できるようになっている。
テーマは那須の観光、福祉、農業の〝観福農〟連携。拡充したスイーツ工場(施設内で商品を販売)やテナントで雇用を生み、地元農家と連携して観光拠点とする施設を目指す。テナントもサステイナビリティーを追求し、施設全体で〝ゼロ・ウェイスト〟を徹底し、ごみを出さない施設を目指している。テナントを含めてこれほどサステイナビリティーを追求する商業施設はおそらく初めてではないだろうか。
チーズなどを作るときに牛乳から分離して廃棄されるホエイを活用した焼き菓子「バターのいとこ」をグッドニュース代表の宮本吾一氏が北海道で販売していたときに「サマンサタバサ」創業者の寺田和正氏が声をかけたのがグッドニュース設立のきっかけとのこと。
全国展開にも乗り出す。サステイナビリティーを目指す施設を47都道府県に開業することが目標だという。
(武)