コラム

《視点》一着の服から

2021/10/19

 環境問題への危機感から、「サステイナブル(持続可能)な物作り」が浸透しているが、企業や個人によってその定義はばらばらであいまいだ。関心や真剣さも異なり、便利に使われていることも多々ある。取材時や記事を執筆する際は...

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《めてみみ》プロの力

2021/10/18

 緊急事態宣言が解除され、慌ててスーツを購入するビジネスマンが目立ったと言われる。コロナ下のテレワークの浸透などでスーツ離れに拍車がかかっていた紳士服業界にとっては、以前ほどには戻らないかもしれないが、明るい兆しが...



《めてみみ》気温に負けない

2021/10/15

 「ウールコートの先行受注会での反応が鈍い」とあるレディス専門店で聞いた。例年、実需期には品切れも多い人気商品を出しており、かなりの確率で受注できると思っていたようだ。「まだ決めない」と言われたという。気温が高い日...



《視点》処分と向き合う

2021/10/15

 「いらなくなった古着を途上国に送る。その〝善意〟が現地の産業を破壊してきた」とは、フリーランス国際協力師を名乗る原貫太さんという方のツイートだ。先進国からウガンダに届いた古着の山の写真を添え、「かつては繊維産業が...



《めてみみ》変化を捉える

2021/10/14

 商業施設の売り上げが回復している。首都圏の主な駅ビル・ファッションビルの9月の売上高は大半が前年同月比4~5%減にとどまった。前年実績を超えた施設もある。 9月中旬からの新型コロナウイルス感染者の大幅な減少と同時...



《視点》ホワイト市場

2021/10/14

 この2年ほどフェムテックの取材を続けてきた。フェムテックと言えば、生理、出産、更年期への対応が主な課題だが、女性の生理現象については何度も説明を受けて大分、理解できるようになった。 取材で率直に思うのはフェムテッ...



《めてみみ》花火の催し

2021/10/13

 小さな花火大会があった。コロナ禍を反映して、正確には〝大会〟でなく、〝花火の催し〟である。小規模かつ短時間の開催であり、事前告知も最小限。当日もソーシャルディスタンスを掲げたプラカード要員を配するなど、主催者側の...



《視点》ウォーキングの効能

2021/10/13

 在宅勤務をしていると、驚くほど歩かないことに気付かされる。記者もその一人だ。生活習慣病を予防するには、一日8000歩以上が必要と知り、慌ててウォーキングを始めたが、なかなか歩数が伸びず、難しさを感じている。 ウォ...



《めてみみ》客が欲しいと思う服

2021/10/12

 ビームスジャパンの鈴木竹彦ディレクターに聞いた話が面白かった。商品を問わず、日本の銘品をセレクトして売る業態で、鈴木さんはここでメイド・イン・ジャパンの服のディレクションをしている。 怪獣映画をモチーフに架空の生...



《めてみみ》習慣と欲求と

2021/10/08

 新しく身についた生活は、これからも〝習慣〟であり続けるのだろうか。酒類の提供時間や入場人数の制限は残るが、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置がともに解除された。〝重荷〟からの解放感で、商業地、観光地ともに人出が増...