コラム

《めてみみ》次世代顧客の開拓?

2019/10/30

 若い世代にとって今まで以上に百貨店の存在が遠くなっているようだ。そもそも買い物する場の選択肢に入っていない。最近では百貨店メンズフロアでは従来型の単品平場がどんどん減り、ブランドショップ化が加速している。地方都市...

もっとみる



《めてみみ》欲しかった時計

2019/10/29

 家電量販店のECサイトで、欲しかった腕時計の在庫があるのを見つけた。最寄りの店舗に商品を取り寄せるサービスがあると聞いたので、利用しようとしたらネット上で手続きができない。 その量販店に出向き、取り寄せできるか売...



《視点》街の喫茶店

2019/10/29

 取材先の下調べをしたり、取材後に聞いた話を整理したりするため、時々喫茶店に立ち寄る。喫煙して自分の中でスイッチも切り替えられるので、この時間が好きだが、最近はそうもいかなくなった。 ふらっと立ち寄れる個店の喫茶店...



《めてみみ》ある概念の欠落

2019/10/28

 第2次世界大戦時、米軍のある将軍が「日本という国家は近代戦争というものを理解していない」と述べたらしい。前線の兵士は乏しい装備の中で果敢に戦うが、これを支える後方補給という概念の欠落を評したものだ。批判というより...



《めてみみ》都心回帰

2019/10/25

 かつては都市郊外で店舗数を増やしていた業態を、都心部でよく見かけるようになった。紳士服専門店やファミリーレストラン、食品スーパー、家電量販店などだ。今でもロードサイドの方が多いのだろうが、都心部の商業施設への出店...



《視点》ソーイング・ビー

2019/10/25

 最近、英BBCの「ソーイング・ビー」という番組をNHKで見た。英国の一般人が縫製技術を競う内容で、20~80代までの男女8人が時間制限の課題をこなし、審査される。なかなかに面白かった。 一般人だからか技量に自信た...



《めてみみ》映画の街・蒲田の復権

2019/10/24

 東京・蒲田(大田区)はかつて有数の「映画の街」だった。36年まで松竹キネマの撮影所があり、50年代後半~60年代前半には20以上の映画館があった。JR蒲田駅では29年に発表された歌謡曲で、82年に公開された同名映...



《視点》ほとんど暴力

2019/10/24

 台風が襲来した3連休。被災にお見舞い申し上げるとともに、早急な復旧を願う。さらに、消費増税と重なったファッション販売への影響は大きい。消費増税前の駆け込みの反動、増税による消費意欲の減退を、冷え込みに伴う秋冬物の...



《めてみみ》特需を取り込む

2019/10/23

 定店観測で訪れた、あるセレクトショップによれば「先月末から今月にかけて、サイズの大きい服が例年以上に売れている」そうだ。買っているのはインバウンド(訪日外国人)。 原宿の路面の同店は、もともと訪日客による買い上げ...



《視点》しなやかに

2019/10/23

 「変わらず経営は厳しいですね」があらゆる取材先の常套(じょうとう)句になっている。ただ数字だけの話ではなく、なんとなく業界の閉塞(へいそく)感が体感として染みついてしまって、実際はさほど業績が悪化していないのに、...