パソナグループは今月から、東日本大震災の復興に向け、東北地域で起業を目指す若者を育てる「東北ギャップ社員」を募集している。
プロジェクトに参加する社員は、1年後に実施する被災地域の産業復興に関するビジネスコンテストに参加する。優秀者には、同社が事業化や起業に向けた人的サポート、事業融資などを行い、被災地の産業復興や雇用創造を目指す。
東北ギャップ社員は、4月からパソナグループに入社。最長1年間東京や兵庫県で就業し、ビジネスや地域産業の活性化、農業を学ぶ。共通カリキュラムに加え、将来の目標に合わせた「独立・開業・起業コース」「復興プロデューサーコース」「農業ビジネスコース」を用意する。募集は合計20人で、各コース5~7人。
「ギャップ社員制度」は、同社が12年から実施している独自のキャリア形成支援プログラムで、これまでに約50人が参加している。 (2014年2月20日付け本紙)