20年春夏の雑貨は、70年代調やビンテージ、ナチュラル、クラシックといったトレンド要素満載のデザインが充実している。服のデザインがシンプルになるなか、バッグやシューズで今っぽいムードをプラスする。帽子やアクセサリーのバリエーションも豊富に揃った。
(青木規子、写真=大原広和)
バッグは、70年代調とナチュラルテイストの2軸がビッグトレンドになりそうだ。継続のショルダーバッグは70年代調に欠かせないアイテムの一つ。「セリーヌ」はフラップ部分をシックなジャカードに切り替えたり、スエード仕立てにしてフリンジを飾ったり。「ルイ・ヴィトン」が出したサイケデリックな柄のバッグも新鮮だ。ベーシックなデザインやブランドの定番を元に、素材や柄を変えてブラッシュアップしたものが増えている。
ナチュラルなスタイルが広がるなか、フィッシュネットやラフィアを編んだバッグなどクラフトタッチのかごバッグも充実する。特に急増しているのはフィッシュネットのバッグ。かごやレザーのバケツ型バッグをフィッシュネットでカバーしたものから、ずた袋のように大きなサイズまで幅広いバリエーションが出ている。そのほか、フラップ部分をラフィアの編み地に切り替えたショルダーバッグ、ラタンを編んだバケットバッグ、長方形のトート型のかごバッグ、レザーテープを編んだハンドバッグなど、都会的なデザインが増えている。
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