《トップインタビュー2023》エース社長 森下宏明氏 コロナで得た柔軟性と強さ

2023/01/05 06:27 更新有料会員限定


森下宏明氏

 コロナ禍によるラゲージ市場の落ち込みで苦しみながらも、新規事業や新商品の開発が実を結び、22年12月期は黒字化に成功。行動制限の解除で世の中が再び動き出すなか、今年は「チャンスの年にしたい」という。

前期は黒字転換

 ――昨年を振り返ると。

 長引くコロナ禍で難しい状況でしたが、年初に「歯止めの年にしよう」と社員へ伝えました。人の移動をサポートする商品を扱う企業ゆえの脆弱(ぜいじゃく)性を自覚しながら、一丸となって既存事業の拡張や、新規事業の開発を進めました。

 結果的に、社内全員のベクトルを一本化でき、社員も企業も成長できたと思います。後半は入国制限や行動制限が緩和されてラゲージも上向き、前期(22年12月期)は黒字転換することができました。耐え忍んだ一年です。

 ――コロナ禍を経て経営者として感じることは。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定トップインタビュー



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事