ジュンとエドウインがレディスのデニムで協業した「サムシング・フォー・アダム・エ・ロペ」で10月、協業の第4弾として、「サムシング」で79年に流行した〝ディナーパンツ〟を発売する。
ディナーパンツは「スラックスタイプでパンプスを合わせたことにより、社交の場でのジーンズ着用が広がった」(エドウイン)製品。デッドストック風のデニム生地を使い、価格は1万5000円を予定する。アダム・エ・ロペ直営25の全店と自社サイト、ゾゾタウンで販売する。
ジュンの「アダム・エ・ロペ」とエドウインの「サムシング」の協業は1月にスタートした。「懐かしさと新しさ」をテーマに、サムシングを「安心感を持って幅広い客層に訴求できるブランド」として、ジュンから持ちかけたもの。予想以上の売れ行きとなり、その後も「取り組みを継続している」(神戸ほずみアダム・エ・ロペチーフバイヤー)。
1月に発売した第1弾は、80~90年代にヒットしたハイウエストの「フレンチヌーボー」と、最近の主流であるスキニーの2型。価格は1万2800円。フレンチヌーボーは全店で完売し、5月まで追加により販売を継続した。7月には「S505」、8月24日にはパターンを修正した「フレンチヌーボールーミー」と、スキニーとヌーボーの中間型の「フレンチヌーボースリムフィット」を発売した。
好調の要因は「製品の良さを販売員にもお客にも伝えられた成果」(神戸バイヤー)と分析する。また、エドウインの国内工場で「すばやい対応が可能」なことも挙げられる。エドウインも「新たな客層への訴求が高まり、重要な取り組み」と力を入れている。