レディスブランド「アドニシス」は19年春夏物2回目の展示会で、大胆な柄のレースを組み込んだアイテムが人気だった。レース使いでも、同ブランドらしくシャープに仕上げている点が評価された。納期は3月~4月。販路は専門店、百貨店など。
最も受注したのは、ブランドのアイコン的アイテムになっているノースリーブのブラウス。1万8500円。身頃の上部はシャツ襟付きのケミカルレース、下部がダンガリー調の生地。後ろ身頃には斜めに2本はしごレースを入れるなど、ディテールも凝っている。袖口に幅2センチほどのシフォンを付けることで、ノースリーブが苦手な人でも着やすくした。腕が細く見える効果も狙っている。色はライトブルー、白、黒がある。
同アイテムは3年前から初夏向けに企画しており、素材、ディテールを変えて継続している。同素材、デザインのタイトスカートもあり、セットアップになる。
ニットトップでは、身頃に大ぶりな花柄レースとレーステープをたたいたセーター(1万8000円)とカーディガン(2万円)が好評だ。綿100%で透け感がある。白・ブルー・黒のランダムボーダーが最も良かった。
自由な発想で企画した「アドニシスセゾン」では、カラーツイードのボックスプリーツスカートが人気だった。2万7000円。中にレースを入れたのがポイントで、歩くとちらりと見える。