イオン執行役ベトナム担当 兼 イオンベトナム社長 古澤康之さん 最重点の地で店舗網の拡大急ぐ

2024/10/11 14:00 更新有料会員限定


古澤康之さん

 イオンモールフエが9月21日に開業した。イオングループは14年以来、ベトナムで事業を展開しているが、これまでのハノイ、ホーチミンから第3の経済圏と言われる中部エリアに領域を広げることになった。23年以降の若干の弱含みはあるが、経済成長が見込まれるベトナムへの期待は高く、イオンはグループとしての成長エンジンに育成しようとしている。新たなライフスタイルを提供、流通の近代化を進め、既にある競合のもとで独自性を打ち出しながら追求する。イオンベトナム社長を兼ねる古澤康之イオン執行役ベトナム担当に現地で聞いた。

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「人口ボーナス期」に8社で

 ――ベトナムへの期待が高い。

 ベトナムは経済成長と人口動態で期待されています。もちろんGDP(国内総生産)は、コロナ禍があってその後、一時的に跳ね上がりつつも、23年には不動産企業の不正、金利上昇、中国、欧米の景気悪化による工場稼働率の低下があって停滞しました。消費は物価の高騰にも悩まされています。しかしGDPの成長率、消費ともに徐々に回復しているのが現状です。

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