ニューヨーク(NY)で年8~10回開催されているプレッピーな服好きの男性たちが始めた草の根ガレージセール「アルファルゴマーケットプレイス」が11月初旬、会員制シェアオフィスのノエハウスで行われた。ここにはプレッピーや古着が好きな男性たちが集まる。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)
アルファルゴマーケットプレイスの創業者のステファン・カーソンさんは、トライベッカのメンズウェアストア、アーモリーで副店長をしていて、それ以前は「Jクルー」で働いていた。以前から新品、古着、ビンテージを一緒に売る店をやりたかったという。それをフルタイムで、あるいはオンラインでやっている場はあるけれど、期間限定店としてプレッピー、クラシック、ビンテージ、ミリタリーのメンズに特化したところはないと感じていた。そこで21年9月、アルファルゴマーケットプレイスを始めた。
回重ね規模拡大
当時はコロナの影響がまだ色濃く、最初は日曜日に6、7ブランドで、イーストビレッジの小さな店の1階と地下でやらせてもらっていた。回を重ねるごとに規模が大きくなり、場所も変えて、今年7月には土日の2日間で20ブランドが参加した。今回は30ブランドが参加し、さらに規模を拡大している。
「ローリングブレイザーズ」「ブルックスブラザーズ」など毎回メジャーなブランドと協業するようにもなった。今回は、「Jプレス」がサンプルセールを行った。メジャーなブランドが加わるようになったのは、それだけ人出が多く、新しい顧客を獲得できる可能性が高いとみたからだろう。
このアルファルゴマーケットプレイスに集うのは、プレッピーや古着が好きな男性たち。夏はカジュアルな服装の人が目立つが、この時期はドレスアップしてくる男性たちとカジュアルルックの男性たちが混在する。