バンタンとパルコが主催するアジア・ファッション・コレクションは、7ブランドが参加した。主催者によると、350人が来場した。
柳ヶ瀬みのりの「フェイ・ミヤノリヤナガセ」は、カラフルでファンキー。明るいマルチカラーのバイアスストライプやきもの風の花柄を、スポーティーなアイテムにのせる。サスペンダーでつったぶかぶかのスカート、中わたやダウンを入れて大きく膨らませたジャケットやスカーフの分量感も可愛い。
台湾のジョー・ツァンの「ツォン・ユ・ツァン」は、異素材の組み合わせが目を引いた。短冊状にしたプリントと無地は、平行につぎ合わせてジャケットに仕立てる。レース、サテン、ニット、コットンもつなぎ合わせて、ストリートとスポーツにちょっとフューチャリスティックなニュアンスを加えた。
石田謙一の「ケンイチ.」は、テーラーカラーのジャケットの襟を大きくはだけて着たり、後ろのベンツを長くとったり、抜け感が今風。色はラベンダー、ダスティーピンク、クリームなど、中間色を組み合わせた。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員、写真=Hunter Arthur)