ライザップグループのアンティローザ(東京、小川知世社長)が急成長している。ECが中心のDtoC(メーカー直販)ブランドを約60運営し、23年度の売上高は150億円の見込みだ。ニーズの多様化・細分化に対応し、若者に支持されている。ゾゾタウンを活用した業務効率化と、現場社員にまで浸透した経営者目線で、ほとんどのブランドが黒字だ。
(高塩夏彦)
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設立は98年。自社ブランドの直営店販売が主力のアパレルメーカーだったが、約8年前にライザップグループ入りした。
その後、DtoCブランド運営へかじを切った。小川社長は「実店舗販売に不透明感が出始めたころ、大手との競争を考えると新しいやり方が必要だった」と話す。ゾゾタウンに合わせたMDを組むうち、新ブランドを複数立ち上げた方が効率がいいと考えたという。
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