輸入卸のコロネットのレディスブランド「アバティ」の18~19年秋冬展示会で、太番手のシンプルなカシミヤセーターなど単価の高いアイテムが人気だった。
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もともと素材の上質さに妥協しない物作りがブランドの信条だが、今シーズンは「特にラグジュアリーなラインに人気が集中して、意外なほど」(デザイナーの山口富美江)という。中でも、3.5番手の紡毛カシミヤ糸の天じくセーター(9万8000円)のオーダーが伸びている。
伊カリアッジがあえて不均一に紡績した糸にネップ状の色を加え、柔らかで自然なツイード風に仕上げた。素朴なイメージのファンシーヤーンながら、上質な原料らしい独特の艶があるのもポイント。ゆったりしたシルエットで長く着られそうな1着で、優しいブルー、イエロー、チャコールグレーの3色。同素材・色のカーディガン(13万4000円)もある。