アネロ、口金リュックがヒット

2016/06/01 07:54 更新


 バッグ製造卸、キャロットカンパニー(大阪)のユニセックスバッグ「アネロ」で口金リュックシリーズが売れている。インバウンド(訪日外国人)やアジア圏での需要も取り込み、1年半で150万個を販売、16~17年秋冬も続きそうな勢いだ。素材の置き換えやサイズ違いなどでバリエーションを広げて需要に応える。

 最大の特徴は、ファスナー式の開口部に入れた金属ワイヤで、出し入れ時に簡単に大きく開くこと。〝ガマ口〟風の個性的なフォルムと軽さ、背負いやすさも人気の理由だ。

 14年12月の発売当初からのポリエステルキャンバスが定番となり、デニムやスウェットも取り入れ、ヤング系アパレルやSC、駅ナカ展開のカジュアルショップ、バッグ専門店、雑貨チェーンに販路が拡大した。女性を中心に学生や若い主婦、60代まで購買層も広がった。

 海外ではカラフルさや多収納機能が支持され、卸し先が出店する台湾や香港以外に、売り場のないタイやシンガポール、マレーシアでも情報サイトやSNS(交流サイト)を通して火がついた。この数カ月で一気に拡散、「類似品も出回り始めた」という。

 タイから日本に本物を求めて買いに来るケースも増加、「想定以上」の知名度の向上で4月だけで国内外合わせて30万個売れ、5月も売れ続けた。

続きは繊研新聞で



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