渋谷109で、ジャパンイマジネーションの「セシルマクビー」が復調しつつある。ブランドの原点ともいえる、セクシーテイストの商品を1年ぶりに復活させたことがきっかけとなり、6月から回復基調に乗っている。現在の売り上げは、「ほぼ前年並みに戻った」と渋谷109担当者。
同ブランドは、郊外モールへの出店が増えたことやトレンドの変化などを受け、セクシー系アイテムを減らし、カジュアルやフェミニンエレガンスに力を入れてきた。しかし、渋谷109を含む都心の一部店舗では、セクシー系への根強いニーズがあると判断して復活。その結果、バラ柄プリントのタイトミニスカート(4900円)や、ミニのぺプラムスカート(5900円)などのコーディネートが売れている。
渋谷109では、英インターナショナルが企画するセクシー系の「ダチュラ」「デイライルノアール」も好調が続いている。カジュアルテイストがトレンドとなり、多くのブランドがセクシー系を離れたことで、セクシーをやり続けているブランドに根強いファンの支持が集まっている形だ。今夏は「『ピーチジョン』もセクシー系の品番を増やしたことで復調傾向にある」(渋谷109)という。