《知・トレンド ニュースサクサク》ネット販売発達も追い風
\今年1~3月のGDP(国内総生産)伸び率が前年同期比7.0%増となり、経済発展の減速がはっきりしてきた中国だが、日本のファッションビジネス企業にとっての市場性も縮んでいるのだろうか。12年に発生した日中間の政治的な緊張をきっかけに苦戦を強いられた企業は多いが、市場にマッチした商品開発や人材の確保・育成で成果を上げるブランドも少なくない。これまでも指摘されてきた内陸市場の可能性について改めて検討してみたい。
\(上海支局・近藤康弘)
\中国チェーンストア経営協会がまとめた百貨店・SC企業の14年売上高ランキングによると、吉林省が本拠地の長春欧亜集団や大連が本拠の万達百貨、湖北省の武漢武商集団、山東省が拠点の利群集団、遼寧省の済南華聯集団などが大きく伸ばした。万達百貨のように他省にもSCを広げるケースもあるが、北京や上海といった大都市の百貨店などが振るわず、内陸部に店舗網を構築する企業の健闘が目立つ(表①参照)。
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