ミレニアル世代の消費が注目されている。中国では、ミレニアル世代を80后(バーリンホウ)、90后(ジョウリンホウ)と表現する。前者は80年代生まれ、後者は90年代生まれを表す言葉だ。
教育部学校規則建設発展中心のまとめによれば、90后の人口は2億3000万人、80后は2億200万人だ。とくに90后の育った時期は中国経済が急成長をした時期と重なるため、生まれた時から豊かな生活を送っている人が多く新たな消費者層として注目が集まっている。
(上海支局)
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中国は改革開放後に急速な経済成長をした。18年のGDP(国内総生産)は1978年の230倍となっている。同時に80年代以降は都市化、90年代以降はデジタル化も進んだ。93年に中国で携帯電話の使用が始まったのを皮切りに99年にSNSのQQ誕生、アリババの設立、00年百度の成立、03年支付宝(アリペイ)誕生、09年微博誕生、「独身の日」商戦の開始、11年微信(ウィチャット)誕生、17年シェア経済の登場、新零售(ニューリテイル)元年と、デジタルは生活で不可欠になっている。
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