東京・下北沢にショップ兼アトリエを持つ新興アパレルのチド(電話03・6407・8971)はオリジナル3ブランドの16年春夏物で、コアなファンに刺さる独自性の強いウエアを出す。
レディス2ブランドはそれぞれの強みを明確に表現する。「ジーネ」は看板アイテムとなっているプリント物を充実。「空の旅」をテーマに、気球やハチドリをモチーフにした手書きイラストをワンピースやバルーンスカートにプリントにする。プリントのブラウスで1万6500円。
「大人のファンタジー」がコンセプトの「グリ」は、おばけを題材にしたオリジナルストーリーを今期のテーマにする。ポケットがおばけ型になっているワンピースや、柄の中におばけが潜んでいたり。蓄光プリントのTシャツ(1万4300円)も、暗闇で光るデザインがお化けを表現する。
ユニセックスの「エクスペリメンタルステージ」は「真夏の夜の夢」がテーマ。物語に登場するロバからインスピレーションを受け、ネック部分をパターンで前にずらし着用時に後ろにドレープが生まれるTシャツ(8000円)や、妖精をイメージした繊細な素材のシャツなどがある。