マーケティングリサーチ会社のクロス・マーケティングの調査によると、SDGs(持続可能な開発目標)目標達成のために「貢献したい」と考える人は39%で年々減少していく傾向がみられた。6月に全国の18~69歳の男女3000人を対象に調査を行った。
SDGs目標達成のために「貢献したい」(非常に+やや)人は39%で、昨年より6ポイント減少した。関連商品の購入や利用意向は58%で昨年より5ポイント減少。22年をピークに減少傾向が続いており、今回は過去4年間で最低の値となった。
SDGsに取り組んでいる企業・団体への好感度は37%で、昨年より10ポイント後退した。取り組んでいる企業・団体に対しては、「取り組みの透明性や具体的な成果を報告してほしい」12%、「SDGsの取り組みが本当に効果があるのか疑問を持つ」「取り組みが自分の日常生活にどう影響するか気になる」11%と、ややネガティブな意見が出されている。
SDGs活動への見方は、「過去の同様な取り組みのように一過性のもので終わる」が47%と半数に迫る。「目標を達成できないと思うが、状況は少し改善されると思う」は35%だった。