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電通総研の調査によると、初就職時から働き続けている女性は約2割にとどまる。現在働いている・いないにかかわらず、働きたいと思っている女性は全体の約8割を占める。
「仕事継続層」と「仕事中断・再開層」と「仕事中止層」の割合は2対4対4。「働きたい」女性は約8割。勤務継続意向がある女性は、平均57.9歳まで働き続けたいと思っている。
「仕事継続層」が初就職時点で何歳まで働き続けたかったかの平均は、43.6歳。「仕事中断・再開層」の37歳、「仕事中止層」の33.3歳に比べて高く、働き続けている女性は働く前から「より長く働きたい」動機を持っていることがわかる。また、働くことに関して49.2%が「母親」の影響を受けていると回答した。
働き続けている女性は、周りをうまく巻き込んでおり、働きながら子育てをしている層の周囲には、配偶者・親などの家族、上司・同僚など「仕事中断・再開層」より多くの「力になってくれる人」がいるという傾向が見えた。
■「女性×働く」調査 電通総研が14年12月、働いた経験を持つ3大都市圏の20~59歳女性3700人を対象に調査した。
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