住宅展示場やカフェ、美容室――これまでとは一味変わったアパレル販路に目を付け、新たな可能性を探る動きが目立ってきた。既存の流通には物があふれ埋もれやすいが、異業種なら新鮮に見せられる。業界内からは魅力が薄れたとも言われがちなファッションも、異業種にとってはまだまだ魅力的なコンテンツに映るようだ。取り組みは緒についたばかりだが、コロナ禍で業界常識の見直しが促されるなか、新たな販路開拓の広がりが予想される。
(永松浩介)
意外に売れる
レディスアパレル、ミカーレ(神戸市)の「ミカーレミカーレ」は昨秋から、試験的に住宅街のカフェと取り組んでいる。ラック1本分の商品を置いてもらっているだけだが、予想以上に売れているという。
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