洋服が映える大人の下着「ディランジュ」が販売好調

2018/03/26 04:28 更新


 通販のディノス・セシール(東京)がディノスのファッションブランド「ダーマ・プレミアム」から販売した40~50代向け女性下着「ディランジュ」が好スタートを切った。

 ボディーメイクウェアながら快適な着け心地に加え、「華奢(きゃしゃ)なボディーラインを実現し、主役の洋服が映える」開発コンセプトが伝わった。18年春夏号の販売数の17%を占めている。

面で支える作りと天然素材使いで、ダーマ・プレミアムブランドイメージに合致させた女性下着「ディランジュ」

 最近の女性下着は「ラク+きれいなシルエット」を競う開発が活発だが、ディランジュは年齢を重ねた女性の「簡単に着られて、締め付けのない下着が欲しい」という要望とともに、「体形を整え」かつ「エレガントでクレバーに見える」を狙った。また、敏感になっていく肌になじむよう、シルクにこだわっている。

 一押しのブラキャミソールは、肌側はシルク天じくで、内蔵のバック布には薄いパワーネットを裏打ちし、ホールド感を高めている。ブラジャーはバックベルトを太くし、面で支える設計。ベルト下部は生地を折り返した2重使いにし、着け心地良く仕上げた。ブラキャミソール、ブラジャーは15サイズを揃える。

 まだ寒い時期にもかかわらず、脇汗取りインナーも好評だ。タンクトップの形で、脇にフィットする切り替えのパターンを採用した。ブラキャミソール(9800円から)、ブラジャー(4500円から)、ショーツ、コントロールパンツ、汗取りパッド付きインナーの5点で、色はブラックとモカベージュだけに絞った。

 開発したのはファッション本部ファッション部第1ユニットの星裕未さん。「セシール」の下着開発でも目立った存在だった。現在ダーマ・プレミアムの洋服企画担当を兼務する。「ダーマの顧客は洋服をきれいに着たい人が多い。そのためには体形を支える視点が重要。さらにブランドイメージに合った下着となったのが販売好調につながっている」と話す。

ディノス・セシールファッション本部ファッション部第1ユニットの星裕未さんが開発


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