風土定着させるとDXは加速する
業務の効率化や新たな価値の創出を実現するDX（デジタルトランスフォーメーション）。デジタル化の機運が高まる中、多くの企業がDXにかじを切りつつあります。しかし、道半ばで歩みを止めてしまう企業は珍しくありません。DXを加速させるには何が必要か。DXを推進できない企業が見落としがちなポイントを紹介します。
暗礁に乗り上げる例も
社会の複雑化、消費者ニーズの多様化…。こうした動きに追随しようと、DXを推進する企業が増えています。とりわけITやデジタルを駆使し、効率性や生産性を高めようとする動きが目立ちます。
しかし、その取り組みが必ず成果をもたらすとは限りません。プロジェクトが途中で暗礁に乗り上げるケースも同時に増えています。原因や対策さえ分からず、せっかくの苦心も水の泡。多くの企業がこんな状況に追い込まれているのです。
DXは経営者の強い覚悟のもと、全社一丸の推進体制が不可欠です。プロジェクトチームに任せてゴールを目指すだけでは必ず失速します。
では、具体的にどう進めればよいのか。次に挙げる五つのステップを段階的に踏むことが必要です。
試される経営者の覚悟
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