大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に合わせて、8人のプロデューサーが手掛けたシグネチャーパビリオンが公開された。会場の中央に位置する。
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研究者でメディアアーティストの落合陽一さんがプロデューサーを務めたパビリオン「Null2」(ヌルヌル)は、「いのちを磨く」がテーマ。AI(人工知能)を活用した体験型シアターや、インスタレーションなどを見ることができる。変形する特殊な鏡面状の膜材で覆われている外観も見どころだ。
慶応大学教授の宮田裕章さんがプロデューサーを務めた野外パビリオン「Better Co-Being」は、「いのちを響き合わせる」がテーマ。ウェブアプリと連動した石ころ型デバイス「エコーブ」を使って、ツアー形式で芸術家の塩田千春さんや宮島達男さん、クリエイティブチーム「EiM」の作品を巡ることができる。事前予約制で運営する。

ジャズピアニストの中島ちさ子さんがプロデューサーを務めたパビリオン「いのちの遊び場クラゲ館」は、「いのちを高める」がテーマ。展示物に触れながら五感で楽しめる上層部フロアと、音と映像で参加型協奏体験ができる下層部フロアで構成している。

このほか、放送作家の小山薫堂さん、生物学者の福岡伸一さん、大阪大学教授の石黒浩さん、ビジョンクリエイターの河森正治さん、映画監督の河瀨直美さんがそれぞれプロデュースしたパビリオンもある。